新刊:ビスタカー三重連 近鉄特急創成期 は見どころいっぱい
名古屋レール・アーカイブスの理事長である服部重敬氏の著書として、ビスタカー三重連 近鉄特急創成期が3月10日に発売となります。
「ビスタカー三重連」というのは、二階建てビスタカーⅡ世である10100系に、A・B・Cの3種類あったのを、A+C+Bという編成を組んだことを「三重連」としたものです。
ビスタカーⅡ世 10100系は3両編成ですが、一方が非貫通の流線形で他方が貫通形というA編成とB編成。両端ともに貫通形のC編成がありました。ですから、A+C+Bと連結すると、9両編成の両端が流線形という編成美が見られます。ところが、実際にはこのような編成での走行はありませんでした。
それが、後継のビスタカーⅢ世 30000系の登場を機に、引退する前に「三重連」を実現しようと近鉄サイドが動きました。1978(昭和53)年の春・夏・秋の土休日に名古屋線と大阪線で「三重連」をしたうえで、1979年(昭和54)年7月22日~8月5日の15日間、毎日名古屋~鳥羽間で運転したのです。
筆者は当時、貧乏大学生だったため、最後の走行を夏休み中に1日だけ撮りに行くのが精一杯だったのですが、すでに社会人になっていた服部さんは、実にいろいろな場所で、しかもしっかりとしたカメラアイで記録されています。
「ビスタカー三重連」をこれだけしっかり掲載した書籍は、かつてなかったのではないでしょうか。
同書では、さらに歴代のビスタカーや、ビスタカー登場前についても収録しています。
その目次は次の通りです。
第1章 ビスタカー三重連………………………………7
第2章 ビスタカーⅡ世 10100系……………67
第3章 ビスタカーⅠ世 10000系……………97
第4章 ビスタカーⅢ世 30000系…………115
第5章 20100系「あおぞら」………………121
第6章 ビスタカー前史……………………………131
第7章 名古屋線改軌の記録………………………175
第3章と第5章の扉ページ

ここでの注目は、ビスタカーⅠ世 10100系を18ページにもわたって収録していることでしょう。1958(昭和33)年7月11日に営業開始した7両編成1本だけの存在でした。
意欲的な車両でしたが、1971(昭和46)年5月9日にさよなら運転をして廃車・解体となったため、活躍したのはわずか13年間でした。それだけに、営業中に写された写真は多くありません。趣味誌でも、まとまった記事になることは多くない車両です。
それが、当初では多くの写真を掲載しています。名古屋レール・アーカイブスの所蔵する写真がいかに充実しているかを感じさせます。
その他の章も含めて、近鉄好き・近鉄特急好きな方々は蔵書に加えるべき一冊でしょう。
タイトル:メディアパルムック ビスタカー三重連 近鉄特急創成期
著 者:服部重敬
写真撮影:井上大令・神谷静治・桜井儀雄・白井昭・成田愛苗・服部重敬。J.W.Higgins
発 行 所:株式会社フォト・パブリッシング
発 売 元:株式会社メディアパル
定 価:3,960円(本体3,600円+税10%)
図書符号:ISBN978-4-8021-5986-9 C9465 \3600E 雑誌60059-63
「ビスタカー三重連」というのは、二階建てビスタカーⅡ世である10100系に、A・B・Cの3種類あったのを、A+C+Bという編成を組んだことを「三重連」としたものです。
ビスタカーⅡ世 10100系は3両編成ですが、一方が非貫通の流線形で他方が貫通形というA編成とB編成。両端ともに貫通形のC編成がありました。ですから、A+C+Bと連結すると、9両編成の両端が流線形という編成美が見られます。ところが、実際にはこのような編成での走行はありませんでした。
それが、後継のビスタカーⅢ世 30000系の登場を機に、引退する前に「三重連」を実現しようと近鉄サイドが動きました。1978(昭和53)年の春・夏・秋の土休日に名古屋線と大阪線で「三重連」をしたうえで、1979年(昭和54)年7月22日~8月5日の15日間、毎日名古屋~鳥羽間で運転したのです。
筆者は当時、貧乏大学生だったため、最後の走行を夏休み中に1日だけ撮りに行くのが精一杯だったのですが、すでに社会人になっていた服部さんは、実にいろいろな場所で、しかもしっかりとしたカメラアイで記録されています。
「ビスタカー三重連」をこれだけしっかり掲載した書籍は、かつてなかったのではないでしょうか。
同書では、さらに歴代のビスタカーや、ビスタカー登場前についても収録しています。
その目次は次の通りです。
第1章 ビスタカー三重連………………………………7
第2章 ビスタカーⅡ世 10100系……………67
第3章 ビスタカーⅠ世 10000系……………97
第4章 ビスタカーⅢ世 30000系…………115
第5章 20100系「あおぞら」………………121
第6章 ビスタカー前史……………………………131
第7章 名古屋線改軌の記録………………………175
第3章と第5章の扉ページ

ここでの注目は、ビスタカーⅠ世 10100系を18ページにもわたって収録していることでしょう。1958(昭和33)年7月11日に営業開始した7両編成1本だけの存在でした。
意欲的な車両でしたが、1971(昭和46)年5月9日にさよなら運転をして廃車・解体となったため、活躍したのはわずか13年間でした。それだけに、営業中に写された写真は多くありません。趣味誌でも、まとまった記事になることは多くない車両です。
それが、当初では多くの写真を掲載しています。名古屋レール・アーカイブスの所蔵する写真がいかに充実しているかを感じさせます。
その他の章も含めて、近鉄好き・近鉄特急好きな方々は蔵書に加えるべき一冊でしょう。
タイトル:メディアパルムック ビスタカー三重連 近鉄特急創成期
著 者:服部重敬
写真撮影:井上大令・神谷静治・桜井儀雄・白井昭・成田愛苗・服部重敬。J.W.Higgins
発 行 所:株式会社フォト・パブリッシング
発 売 元:株式会社メディアパル
定 価:3,960円(本体3,600円+税10%)
図書符号:ISBN978-4-8021-5986-9 C9465 \3600E 雑誌60059-63