
【名鉄】2026名鉄電車カレンダー四季彩風景(壁掛・卓上)発売
↑2026名鉄電車カレンダー四季彩風景(壁掛)の表紙[イメージ]
名古屋鉄道は、毎年「名鉄写真コンテスト」を実施して、その入選作品を「名鉄電車カレンダー四季彩風景」として発売しています。
今年も「第8回 名鉄写真コンテスト」を実施し、6月に選考会を実施しました。この選考は、筆者が担当させていただいています。
今年の応募数は昨年より少なかったのですが、平均レベルが上がっていたため、昨年に比べて対象作の選定は困難さが低めでした。
なかなか見応えのあるカレンダーになったものと思います。
2026名鉄電車カレンダー四季彩風景
壁掛・卓上共に1,300円(税込)
名鉄名古屋駅サービスセンターにて2025.10.13(月祝)~2026.1.31(土)に販売
ただし、大きく印刷する「壁掛」は、せっかくの作品でありながら解像度が不足している応募作品が散見され、それがために泣く泣く採用を見合わせた例もありました。
一方、応募作品では解像度が不足している様子でありながら、名古屋鉄道の担当から応募者に連絡して元データを送ってもらうことで無事に採用できたケースもありました。
特に目立ったのが、撮影後のJPEG変換やJPEG保存の際の設定ミスと思われる画像です。
通常、デジカメで撮ると300dpiなどになるのですが、JPEGデータでは72dpiが多く見られます。これは、トリミングしたあとの保存時の設定ミスが原因と思われます。
パソコンのモニターやスマホで見る分には72dpiでよいのですが、印刷原稿の場合は300dpi以上の解像度が欲しいのです。
JPEG保存時の初期設定の多くは、モニターでみるのに適したものとなっているために、このような応募になっているものと思います。しかし、この設定は容易に変えられるものですので、画像加工をされる方はぜひ使用するアプリの保存時のdpi設定を今一度ご確認ください。
一方、応募規定には「画像サイズ(解像度)は5,800×4,100ピクセル以上」とありますが、コンパクトデジカメ等でこのピクセル数よりやや少ない仕様のものでも、トリミング無しで応募いただければ壁掛に採用できるケースが多いです。
さらに「卓上」の場合は、画像サイズは意識する必要がありません。印刷面積が小さいためです。
![↓2026名鉄電車カレンダー四季彩風景(卓上)の表紙[イメージ]](/files/uploads/meitetsu_2.jpg)
↑2026名鉄電車カレンダー四季彩風景(卓上)の表紙[イメージ]
実際、今回採用した卓上版の写真のなかには、応募規定に記されているサイズに満たない作品がありました。このあたりは、応募いただいたプリントの状態を拝見しつつ、応募票に記されている画像サイズも確認して、カレンダーとして使用可能かを判断していきます。
ところで、画像加工が比較的容易にできるようになったことから、かなり手間をかけた画像加工をして応募されている方が少なくありません。でも、その多くは残念ながら過度な加工になっているため、プリントをもとに原画がどの程度かを推測しています。
採用作品は応募作品の状態で公表するのが、コンクールとしては正しいものと思います。しかしカレンダーの性質から、月ごとに色の出方がバラツいているのは好ましくありません。
そのさじ加減がなかなか厄介なところですが、昨年から筆者の手元である程度調整をしたうえで、さらに印刷段階でも調整をしてもらってカレンダーにしています。
応募をする際、ついメリハリの利いた画像にしたくなりますが、過ぎたるは及ばざるがごとしと昔から言われるように、加工したことが見た目で分かる作品は、たいていやり過ぎです。
もちろん、その作品の内容によって異なり、なかには思い切った画像加工をすることで見栄えがグッと良くなるものもあります。
このように一筋縄ではいかないところが、写真の難しさですよね。それだけに、いろいろなトライの仕方がありましょう。そういった工夫ができるのも、写真の楽しみですよね。
「2026名鉄電車カレンダー四季彩風景」をご覧になったら、以上のような視点でも見ていただけると幸いです。
名古屋鉄道は、毎年「名鉄写真コンテスト」を実施して、その入選作品を「名鉄電車カレンダー四季彩風景」として発売しています。
今年も「第8回 名鉄写真コンテスト」を実施し、6月に選考会を実施しました。この選考は、筆者が担当させていただいています。
今年の応募数は昨年より少なかったのですが、平均レベルが上がっていたため、昨年に比べて対象作の選定は困難さが低めでした。
なかなか見応えのあるカレンダーになったものと思います。
2026名鉄電車カレンダー四季彩風景
壁掛・卓上共に1,300円(税込)
名鉄名古屋駅サービスセンターにて2025.10.13(月祝)~2026.1.31(土)に販売
ただし、大きく印刷する「壁掛」は、せっかくの作品でありながら解像度が不足している応募作品が散見され、それがために泣く泣く採用を見合わせた例もありました。
一方、応募作品では解像度が不足している様子でありながら、名古屋鉄道の担当から応募者に連絡して元データを送ってもらうことで無事に採用できたケースもありました。
特に目立ったのが、撮影後のJPEG変換やJPEG保存の際の設定ミスと思われる画像です。
通常、デジカメで撮ると300dpiなどになるのですが、JPEGデータでは72dpiが多く見られます。これは、トリミングしたあとの保存時の設定ミスが原因と思われます。
パソコンのモニターやスマホで見る分には72dpiでよいのですが、印刷原稿の場合は300dpi以上の解像度が欲しいのです。
JPEG保存時の初期設定の多くは、モニターでみるのに適したものとなっているために、このような応募になっているものと思います。しかし、この設定は容易に変えられるものですので、画像加工をされる方はぜひ使用するアプリの保存時のdpi設定を今一度ご確認ください。
一方、応募規定には「画像サイズ(解像度)は5,800×4,100ピクセル以上」とありますが、コンパクトデジカメ等でこのピクセル数よりやや少ない仕様のものでも、トリミング無しで応募いただければ壁掛に採用できるケースが多いです。
さらに「卓上」の場合は、画像サイズは意識する必要がありません。印刷面積が小さいためです。
![↓2026名鉄電車カレンダー四季彩風景(卓上)の表紙[イメージ]](/files/uploads/meitetsu_2.jpg)
↑2026名鉄電車カレンダー四季彩風景(卓上)の表紙[イメージ]
実際、今回採用した卓上版の写真のなかには、応募規定に記されているサイズに満たない作品がありました。このあたりは、応募いただいたプリントの状態を拝見しつつ、応募票に記されている画像サイズも確認して、カレンダーとして使用可能かを判断していきます。
ところで、画像加工が比較的容易にできるようになったことから、かなり手間をかけた画像加工をして応募されている方が少なくありません。でも、その多くは残念ながら過度な加工になっているため、プリントをもとに原画がどの程度かを推測しています。
採用作品は応募作品の状態で公表するのが、コンクールとしては正しいものと思います。しかしカレンダーの性質から、月ごとに色の出方がバラツいているのは好ましくありません。
そのさじ加減がなかなか厄介なところですが、昨年から筆者の手元である程度調整をしたうえで、さらに印刷段階でも調整をしてもらってカレンダーにしています。
応募をする際、ついメリハリの利いた画像にしたくなりますが、過ぎたるは及ばざるがごとしと昔から言われるように、加工したことが見た目で分かる作品は、たいていやり過ぎです。
もちろん、その作品の内容によって異なり、なかには思い切った画像加工をすることで見栄えがグッと良くなるものもあります。
このように一筋縄ではいかないところが、写真の難しさですよね。それだけに、いろいろなトライの仕方がありましょう。そういった工夫ができるのも、写真の楽しみですよね。
「2026名鉄電車カレンダー四季彩風景」をご覧になったら、以上のような視点でも見ていただけると幸いです。